アメリカで栽培されるアプリコットの品種は10数種あるようですが、そのなかで最もドライフルーツに適している品種の一つであるブレンハイム種は、カリフォルニア州ホリスター地区における生産量が220~250トンと推測され、その大部分が日本へ輸出されています。過去3年間の日本への輸出量の平均は推定180トンほどです。
他の品種に比べて、ブレンハイム種の栽培は手間がかかる上に収益性も低いため、栽培する農家さんも減っているようです。収穫からドライフルーツになるまでの工程は人の手に頼ることが多いこともあいまって、他のドライフルーツよりも高価なものとなってしまいます。そのせいか、アメリカのスーパーマーケットでもなかなか見つけることができない貴重なドライフルーツです。(高級スーパーのTRADER
JOE'Sでは販売しています)
農家にとって商業的な魅力が乏しい品種ですが、なによりもその味に魅了されたホリスターの2大農家さんは70~80年間に亘りこのブレンハイム種を作り続けています。
日本に輸入されたブレンハイムアプリコットは、こだわりのドライフルーツ専門店さんをはじめとして、老舗の甘味処さん、パン屋さん、和菓子屋さん、洋菓子屋さんなど、さまざまな業種で扱っていただいています。ホリスター地区の農家さんの希少種へのこだわりが、遠く海を越えて日本にもしっかりと伝わってきている、と感じるのは私の気のせいでしょうか?
■トルコ | 176,718 | (73.9%) | |
■イラン | 24,000 | (10.0%) | |
■中国 | 6,000 | (2.5%) | |
■南アフリカ | 1,600 | (0.7%) | |
■アメリカ | 1,500 | (0.6%) | |
■オーストラリア | 700 | (0.3%) | |
■その他 | 28,500 | (11.9%) | |
合計 | 239,018 |
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