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【腸とドライフルーツ】2018.01.26

日本人は言葉を短くすることが好きですが、最近は「〇〇ハラ」や「〇活」が多く使われており、 あまりの多さに訳が分からなくなってしまいます。
そのなかで、1年ほど前にどこかで聞いたのが「腸活」でした。
腸活とは、健康に影響を与える腸内環境を良好にする活動のようです。



腸が健康に影響を与えることは30年くらい前から言われており、当時は今ほど詳しいメカニズムは分かっておりませんでした。当初は食物繊維で便通改善を訴求することから、その後ヨーグルトブーム(乳酸菌)によるプロバイオティクスという考え方が出てきて、今では腸内細菌によって免疫力が向上するメカニズムまで分かってきたようです。

※小話 約25年前に某メーカーが乳酸菌名を商品名に掲げた商品を発売しましたが、現在のように消費者に理解されておらず全く売れませんでした。
あまりにも時期尚早でした(><)残念!!

その腸活の主役となるのが腸内細菌ですが、腸内細菌を活発にさせるものが食物繊維というのは20年~30年前とあまり変わっていない気がします。

食物繊維と言えば、このコラムで何度も取り上げておりますが、ドライフルーツもうってつけの食べ物です。腸活の基本食品である発酵食品と食物繊維の組み合わせで言えば、ヨーグルトとドライフルーツは定番中の定番です。

某都内の百貨店内にあったヨーグルト専門店では、トッピングアイテムにドライフルーツやナッツがありました。試しに買ったドライアプリコットとフェタチーズ(これも発酵食品)のトッピングは、なかなか良い組み合わせでした。

当コラムにて2013年6月に掲載した【ヨーグルトとドライフルーツ】では、ヨーグルトと相性の良いドライフルーツの食物繊維について触れています。Twitterで #腸活 のハッシュタグを2012年以降で検索してみたところ、確認できる範囲で使われはじめたのは2013年の7月以降のようです。その翌年も件数は数件で、2015年から増えています。腸活の言葉自体は使用していないとはいえ、当コラムでは腸活という言葉が広まるよりも前に、ドライフルーツの食物繊維とヨーグルトとの相性に注目し、先んじて皆様にお伝えできていたのは嬉しい限りです。


【ヨーグルトとドライフルーツ】2013.6.18掲載
http://www.sankaico.com/column30page.html


また、ドライフルーツは果皮の部分も含んで乾燥されているため、皮のまま摂取しやすい食べ物です。食物繊維は果皮の部分に多く含まれることを、データとともに紹介した下記コラムも是非ご参照いただければ幸いです。


【果物を皮ごと食べよう】2015.10.13掲載
http://www.sankaico.com/column44page.html


難しいことは考えずに、むか~しむかしから食されている物は体に良いものであることを再認識しました。人間は食べることで生きながらえるわけですから、昔からある食べ物が体に悪いはずはありません。








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