【「コンポート」と「コンフィチュール」】

「コンポート」とは、果物をシロップやワインなどで煮込んで作られるヨーロッパの伝統的な果実の保存方法です。同じく果物を煮詰めるジャムに比べて、果実そのものの食感や風味が残っていて糖度も低いので、そのまま食べたり、料理やデザートに添えられたりします。 家庭では果実が余って食べきれないときや、果実そのものに甘味が少なくて、おいしく食べられないときなどにコンポートにしてしまうことが多いようです。

某有名レシピサイトで検索してみたところ、2,500件以上のレシピ投稿がありました。 やはり甘くなかったり、固くなってしまったもの、大量にいただいて余ってしまったものなどを使用して作りました!というレシピが多いようです。 作ったコンポートはそのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトと一緒に、食パンにのせてトーストしたり、ケーキやパイに使用したりと様々な用途で投稿されておりました。

冷蔵庫などで食品保存が容易にできなかった時代からの生活の知恵ですが、コンポートにするとふっくらして、調理方法によってはツヤツヤして果物が綺麗な見た目になります。現代では、ちょっとおしゃれな食べ物になっている感じがしますね。



「コンフィチュール」という言葉はご存知
ですか? ジャム売り場のスペースを多く取
っているようなスーパーなどでは、たくさ
んのジャム瓶が並んでおりますが、商品名
を良く見ると「~ジャム」という商品と
「~コンフィチュール」という商品があり
ます。「コンフィチュール」はフランス語
で「ジャム」を意味する言葉ですが、一般

的には「コンフィチュール」と「ジャム」は同義とされています。英語のジャム(Jam)の語源は「ぎっしり詰め込む」という意味からきているとの説があり、対してフランス語のコンフィチュール(confiture)のコンフィ(confit)はフランス料理の調理法で、食材の風味を良くし、なおかつ保存性を上げることのできる物質に浸して調理した食品の総称です。
従来のジャムは、ほとんどが煮込んで、ペクチンによってゼリー化させて作りますが、コンフィチュールは砂糖で果汁を浸出させ、果汁だけを煮詰めた後に果肉を漬けるのがもともとの昔ながらの製法です。
語源からの違いの印象としてはジャムは(ペクチンで)固めたもの、コンフィチュールは風味を重視した保存方法という感じでしょうか?前述の通り一般的には同義とされているので、個人的には英語かフランス語かの「呼び方の違い」という気もしますが、コンフィチュールという言葉はジャムに比べるとまだまだ一般的ではないかも知れません。

コンポートもコンフィチュールもご家庭で作る際は、日持ちしないものや、 味がイマイチなものを使ったり、たくさんありすぎて余ったものなどを使って無駄にしないようにしているようです。本来が保存可能にして美味しく食べるために作られた先人の知恵ですから、『生の果実』を無駄にしないように、コンポートやコンフィチュールにするのも当然のことですよね。

では、『生の果実』ではなく、『ドライフルーツ』でコンポートやコンフィチュールを作るのはどうでしょうか?保存性を高めるためにコンポートやコンフィチュールにするのに、保存性を高くするために手間と時間 (とコスト)をかけて作られたドライフルーツを使うのは意味がないようにも思えます。

ところが、生の果実とドライフルーツは、果実という言葉は共通するけど、 味やテクスチャーは異なる食べ物です。乾燥することで美味しさが凝縮されたドライフルーツだからおいしくなるものもあり、それをコンポートやコンフィチュールにするのだから、かなり贅沢です。

そこで、当社ではそんな贅沢なコンポートとコンフィチュールを作りました。

ドライフルーツ専門商社である当社だからこその、原料と製造方法へのこだわりの結晶です。

生の果実と違った美味しさ。果実の味が凝縮されたとっても贅沢な味わい。
「ドライフルーツのおかげです。」

ドライフルーツからつくったコンポート&コンフィチュール 是非一度ご賞味いただければ幸いです。

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