【ヨーグルトとドライフルーツ】
某ヨーグルトメーカー2社がアプリコット(杏)を使ったヨーグルトを発売したことに、
ドライアプリコットを推奨する弊社としてはとてもうれしいニュースでした。
最近のヨーグルトは、使用される乳酸菌がセールスポイントになっており、
それぞれの乳酸菌のもつ効果は驚くばかりです。
その乳酸菌を活躍させるために、乳酸菌のエサとなる「食物繊維」や「オリゴ糖」
を摂ることは以前から知られております。
ドライフルーツをヨーグルトに漬け込む食べ方は一般的になってきましたが、
あらためてドライフルーツに含まれる食物繊維の量をみてみたいと思います。
ヨーグルトにドライフルーツを入れて食べたことがない方は、是非試してみてください。
■100g当たりの食物繊維の量(単位:g)・・・日本食品標準成分表より
ドライアプリコット | 9.8 |
ドライイチジク(トルコ産) ※メーカー調べ |
9.8 |
プルーン | 7.2 |
ごぼう 生 | 5.7 |
レーズン | 4.1 |
ドライマンゴー(フィリピン産) ※メーカー調べ |
3.4 |
人参 皮むき 生 | 2.5 |
キャベツ 生 | 1.8 |
パイナップル 生 | 1.5 |
バナナ 生 | 1.1 |
レタス 生 |
1.1
|
※食物繊維の1日の摂取基準は17g/日(女性18~70歳以上) ※■は健康増進法による強調表示の基準で、食品100g当り6g以上となり、食物繊維が多い食品になります。但し、農産物加工品ですので強調表示をする場合は気を付ける必要があります。 |
《余談です》
いろいろな乳酸菌のヨーグルトが販売されていますが、ヨーグルトがどれだけ消費されているのかを
「年間収入五分位階級別 1世帯当たりの品目別支出金額及び購入頻度」という資料でみてみます。
■年間収入五分位階級別 1世帯当たりの品目別支出金額及び購入頻度
項目 |
2012年 | 2010年 |
世帯人数(人) | 2.45↓ | 2.47 |
食料品支出(円/年) | 768,690↓ | 772,546 |
米(円/年) | 23,276↓ | 23,315 |
食パン(円/年) | 7,002↓ | 7,049 |
牛乳(円/年) | 12,698↓ | 13,498 |
ヨーグルト(円/年) | 8,664↑ | 7,181 |
ヨーグルトの伸びがすごいことがわかります。(12年/10年比で約120%)
更に世帯収入別のヨーグルトの年間購入金額をみてみます。
■世帯収入別ヨーグルトの年間購入金額
収入(万円/年) | 購入金額(円/年) | ||
~251 | ¥4,583 |
||
~248 | ¥5,677 |
■2010年度 | |
■2012年度 | |||
251~375 | ¥6,348 |
||
248~364 | ¥7,405 |
||
375~517 | ¥6,744 |
||
364~503 | ¥8,687 128.8% |
||
517~742 | ¥7,927 |
||
503~722 | ¥9,429 |
||
742~ | ¥10,305 |
||
722~ | ¥12,122 |
||
どの所得層でも堅実に購入金額が伸びています。
特に中間所得層では、対2010年比128.8%と目立っていますね。
ヨーグルトで、手軽にできる健康的な習慣を心掛けようとしている人が増えているのがわかります。
ヨーグルトも毎日同じ味では飽きてしまいます。
味や食感に変化をつけ、毎日おいしくヨーグルトを頂くために、ドライフルーツは最適だと思います。
また、前述のように、食物繊維が乳酸菌の働きを助けてくれます。
ヨーグルトの消費が伸びることで、ドライフルーツも一緒に伸びることを期待します。