【血糖値とGI値】
今年は、様々な業種の方との接点によって、ドライフルーツについてより深く勉強することができました。
いつものことながら、テレビや新聞記事などで取り上げられるダイエットや肥満に関する話題は事欠きませんが、
キーワードとして、「血糖値」と「咀嚼(そしゃく)」の2つに絞ってみると、
今年は当社が知る限りでも、「血糖値」について7件、「咀嚼」について4件ありました。(咀嚼についてはこちらをご参照ください。)
これまで、血糖値をコントロールするというと、GI値というものがでてきました。
そして、GI値が高い食品(ご飯やパンなどの炭水化物が多い食品)を控えようということがこれまでのイメージだったと思います。
炭水化物(これが分解され、エネルギー源となる糖として小腸から吸収される)が多いというと、ドライフルーツも同じなのです。
『ドライフルーツ食べると太るの?』
今年のテレビや記事の内容がこれまでと違うところが、1つの食品のGI値をみるのではなく、
1回の食事のGI値をコントロールするところが注目するところです。
そして、GI値の高い食品を食べても血糖値の上昇を抑制する方法は、
「先ず野菜(食物繊維)を食べなさい」という内容が4件ありました。(昔から前菜が野菜中心というのは納得です。)
食物繊維がGI値を抑制するということから、一部のドライフルーツのGI値を調べてみると、
低から中GI食品ということが分かりました。
おそらく、これらのドライフルーツの栄養成分には、食物繊維が含まれているからだと思います。
また、GI値をコントロールすることで、「カロリー摂れば太る」ことにはならないことも分かりました。
※ただし、カロリーの摂り過ぎは駄目です。
太らないために運動や摂取カロリーを抑えることを続けている人には朗報だと思います。
知る人ぞ知るGI値ですが、これからは注目したいキーワードです。
※補足
それぞれの食品のGI値については、栄養成分として利用される
「日本食品標準成分表」のような公なものがありません。
ドライフルーツのGI値については、いろいろなサイトで掲載されている
GI値を調べて判断しております。